ライブラリのインストール - pipの使い方

Pythonには豊富な標準ライブラリが備わっています。システム、ファイルIO、関数、データベース、ウェブ等、非常に多彩です。Pythonが「バッテリー同梱(batteries included)」と呼ばれる所以です。

プログラムの作成では、汎用的な機能をそのまま組み込んで使用することが多いです。このような機能は自分で作るのではなく、ライブラリを使用してなるべく省力化します。

大抵の汎用的な機能は、標準ライブラリにありますが、見つからない場合には、外部(サードパーティー)のライブラリから探します。

例えば、エクセルファイルを読み書きする、PDFを作成する、といった場合には、サードパーティーのライブラリが必要になります(例えば、エクセルの読み書きにはOpenPyXLなど、PDFを作成するにはPyPDF2など)。

Pythonには、コミュニティが運営しているサードパーティーライブラリの、レポジトリという倉庫のような仕組みがあります。このレポジトリは、PyPI(Python Package Index)と呼ばれ、2017年3月時点で約10万のライブラリパッケージが登録されています。

https://pypi.python.org/pypi

ライブラリをPyPIからダウンロードしてインストールするには、pipと呼ばれるツールを使います。pipを使用することで、インターネットを経由して最新版にアップデートしたり、アンインストールを簡単にできるようになります。

pipは、Python3.4以上(Python2の場合は2.7.9以上)であれば、プレインストールされていますので、すぐ使えます。Pythonは、このように新しいバージョンほど改善され、使いやすくなっています。特に制約がなければ、なるべく新しいバージョンをインストールする方が何かと楽です。本サイトでは、Python3.5以上を使用します。以下の説明はWindows環境で行います。

ライブラリのインストール

pipはコマンドを入力して実行しますので、まずコマンドプロンプト(背景の黒い画面)を開きます。

コマンドプロンプトを開く
  1. 「Windowsキー()+ r 」を入力すると、以下のような画面が開きます。
  2. open cmd

  3. 「cmd」 と入力して OK をクリックするとコマンドプロンプトが開きます。
pip install を実行する

例えば、PDFを作成するために、PyPDF2ライブラリをインストールするには、以下のようにpip install pypdf2と入力してEnterキーを押すとダウンロードとインストールが開始されます。

インストール済みのライブラリの確認

以下のコマンドを実行するとインストール済みのライブラリを確認できます。

pip list

ここの実行例では、警告が出ていますが、「近いうちにリスト表示をカラム形式に変更するので、いまのままが良い場合は設定を変更してください」という内容だけですので、特に表示形式にこだわらなければそのままにしてください。私は気にしないので、そのままにします。

ライブラリのアンインストール

例えば、上記でインストールしたPyPDF2ライブラリをアンインストールするには、以下のコマンドを実行します。

pip uninstall pypdf2

ライブラリのアップグレード

例えば、上記でインストールしたPyPDF2ライブラリを最新版にアップグレードするには、以下のコマンドを実行します。

pip install --upgrade pypdf2

pipのアップグレード

pipを利用していると、以下のようにpip自体のアップグレードを促すメッセージが表示されることがあります。

メッセージの部分
You are using pip version 8.1.1, however version 9.0.1 is available.
You should consider upgrading via the 'python -m pip install --upgrade pip' command.

このような場合は、メッセージに従い、以下のコマンドを実行してアップグレードします。

python -m pip install --upgrade pip

参考

Macの場合は以下のコマンドを実行します。

pip install --upgrade pip