あらゆる産業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)によるビジネスの変革が求められています。でも、どうしたらDX自体を起こすことができるのでしょうか。それには、現場がテクノロジーを活かせる知識を持つ必要があります。
そのような知識を身に付けるには、様々なツールやサービスに触れることも大事ですが、DXに結びつけるにはプログラミングを行うことが最も効果的です。今回はその理由をお話しします。
テクノロジーに興味がなければ始まらない
そもそもDXのアイデアはどこから生まれるのでしょうか。それはやはり現場です。経営者やIT部門ではどうしても難しいのです。インスピレーションは現場や顧客との間で発生します。
その発想をテクノロジーと結びつけるには、普段から興味を持ち、様々な情報を取り込んでいないといけません。しかし、単に見たり読んだりしただけの知識では、なかなかDXまで発展しません。なぜなら、本当に活かせるか具体的な見極めができないからです。
プログラミングを始めると否が応でもテクノロジーに詳しくなる
そのようなテクノロジーの目利き力を身に付ける上でも、プログラミングは最高の方法です。
現在のプログラミングは、一昔前とだいぶ違います。以前はいちから全て自分でプログラムを書いていましたが、現在は様々なライブラリやサービスを組み合わせて構築します。そのため、プログラミングには相当の情報収集を伴います。
単なる情報収集ではなく、実際にプログラムに利用できるかを具体的に見極めながら探します。だから、否が応でもテクノロジーに関して本質的に詳しくなるのです。
PoCを現場で行えばDXは躍進する
今まではDXの促進において、IT部門がPoC(Proof of Concept:概念実証)を行ってきました。しかしながら、その意味合いやビジネス的な感覚が伝わらないために、DXに結びつかない状況が多く見られます。
DXを本格的に発展させるには、PoCは現場で行うべきです。現場がプログラミングできれば可能です。完璧でなくて構わないのです。その方が、本当の実証ができ、芽を潰さずに有望な案件を見出せるはずです。むしろ、IT部門はその後を引き継ぎ昇華させるのが本来の役割です。
さらに活性化させるには若干の遊び心が必要?
AIやIoTを始めとする先端ITは、既にだれでも使える状態にあります。このような恵まれた状況にありながら、試さないのは実にもったいないです。使い方も非常に優しくなっているので、少しのプログラミングスキルがあればできます。
言い方は良く無いかもしれませんが、テクノロジーの「遊び道具」はネットに溢れています。必要なのは、最低限のプログラミングスキルだけです。
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