江戸時代の魅力はたくさんありますが、なかでも特筆すべきは商売の多様性です。

書籍「図説 大江戸おもしろ商売」によると、実に様々な商売があったようです。なかでも珍しいのが、「親孝行」という商売です。親役の人形を背負って親孝行をパフォーマンスし、銭を乞うのです。親を残して江戸に出てきた人が、郷愁を誘われて思わず小銭を出したのでしょう。

その他にも、一人相撲、猫の蚤取り、砂絵、読売り、厄払い、曲屁など、何のことか想像のつかない商売がたくさんあります。また、江戸時代はリユースやリサイクルが盛んでしたが、品目ごとに扱う商売人が違うので非常に多種多様です。

これらに共通しているのが、特別なスキルを必要としない商売が多いということです。そもそも、商売とは誰かの役に立つのが必要条件であり、そのためのスキルが高度かどうかは関係ないのではないでしょうか(当然、高度なスキルは希少価値があるので、代金が高くなる傾向はあります)。

江戸時代にならって出来ることで始める

最近、副業を認める企業が出始めてきましたが、いざ副業となると何をしたら良いか悩んでしまいます。そんな時は、自分には商売になるような特別なスキルはないと思わないで、江戸時代にならって誰でもできることから始めてみてはどうでしょうか。

例えば、東京で働いている方は、目的地までの経路を写真付きでまとめる商売はどうでしょうか。東京の地下鉄での移動は困難を極めます。それで通勤できること自体がスキルです。受験生や大事な商談で上京される方の役に立つかもしれません。出勤帰りを利用すれば時間と電車賃を節約できます。

このアイデアに依頼がくるかは微妙ですが、こんな感じで出来ることを試すうちに、市場感覚が身について、稼げる商売を思いつくのだと思います。

江戸時代の街頭=現代のネット

幸いなことに、いまは江戸時代のように街頭で売る必要はありません。ネットを利用すれば、僅かな手数料で簡単に売ることができます。最近注目されているネットサービスを2つ紹介します。

タイムチケット

自分の時間をあることのためにチケットにしてシェア(売る)できるサービスです。コンサルフィーと同じような形態ですので、アドバイス系に向いてそうです。

ココナラ

ロゴデザイン、イラスト、占いなど、「知識・スキル・経験」を売り買いできるフリーマーケットです。何らかの形で「納品」を伴うケースが多いのが、タイムチケットとの違いでしょうか。

親孝行で稼ぐのは無理だが、親孝行はできるかも?

「ある場所に住んでいること」や「ある職業に就いていること」でもスキルになるとすれば、いまからスキルを磨く必要はありません。あとは始めるだけです。ネットサービス環境も整っています。

親孝行のパフォーマンスで稼ぐのはさすがに難しいですが、副業で稼いで親孝行するのはできかもしれません!?